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佐久間 一幸; 辻 英樹*
no journal, ,
福島県の横川ダム流域における溶存態の放射性セシウム(Cs)の動きに注目し、(1)ダム湖における溶存態Cs濃度の水平分布、(2)プランクトンへの濃縮、(3)ダム湖上流域での発生源等の調査、および(4)解析を行った。溶存態のCs濃度はダム流入水・放流水ともに減少傾向であり、その発生源は有機物からの寄与が大きいことが確認された。さらに平水時における溶存態Cs濃度の変化を数値モデルを用いて再現した。
山田 進; 町田 昌彦; 渡辺 将久
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本発表は福島第一原子力発電所(1F)の事故により1F港湾内に流入した放射性物質の海水の影響による振る舞いを評価するためのシミュレーション手法およびそれを用いて得られた結果についての報告である。具体的には、1Fの港湾内におけるトリチウムの振る舞いを計算する適切なシミュレーション手法を説明するとともに、実際の計算により得られた結果について報告する。特筆すべき成果は、東京電力がモニタリングしている排水路経由で港湾内に流入しているトリチウム量を境界条件として利用することで、港湾内のトリチウム濃度をシミュレーションで再現できたことである。この成果は、計算機シミュレーションにより1F港湾内での海水流動を評価することが可能であることを示すとともに、シミュレーションにより港湾外への流出量を計算することで、沿岸域への影響を評価ができる可能性があることを示している。
関 暁之; 鈴木 健太*; 高橋 義知*; 松原 武史*; 首藤 重雄*; 斎藤 公明; 武宮 博
no journal, ,
原子力機構は、関係省庁や地方自治体等により独自に公開された福島第一原子力発電所事故に由来するモニタリングデータを収集し、表示形式や精度を統一して相互比較を可能としたデータを作成し、「放射性物質モニタリングデータの情報公開サイト」にてWEB公開している。これまで事故から6年が経過し、大量の環境モニタリングの結果が集約されてきた。それらをマップ化・グラフ化することで、事故後から現在に至るまでどのように放射性物質の分布が変化してきたかを理解するためのコンテンツを新たに追加した。